風が頬を撫でていくほんの一瞬、束の間の心模様を切り取って紡いだエッセイ。

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踊る 踊れ

 

泥の中へと沈み込んでいた心が、ほんの一瞬風に触れた。

日々の暮らしに追われていると、好みよりも必要性が重視されてしまう。

 

意識して引き寄せなければ、すぐに手元を離れてしまうようになったもののひとつ。

それが大好きだったはずの音楽。

耳の奥へと届けるように響かせてみる。

 

酸素をたっぷりと含んだきれいな血液のように、エネルギーとなって一気に全身を駆け巡るのが心地いい。

そのうちに頭は勝手に文章を紡ぎ始める。

単語をパッチワークのように貼り合わせた程度のそれは、次々と生まれてくる短文の奔流に飲まれていく。

 

好き、触れたい、欲しい、満たされたい。

欲望のままに手を伸ばしていこうよ。

Category : essay

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