風が頬を撫でていくほんの一瞬、束の間の心模様を切り取って紡いだエッセイ。

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枝分かれ

 

何度でも「回れ右」できると知りながら

迷いのない道を進みたかった。

 

正解がひとつとは限らないのに

唯一を探したかった。

 

それが格好のいい生き方に見えた。

 

 

立ち止まって見上げた白樺は

風に揺れながらさわさわと葉を鳴らしていて。

 

細い細い枝の先にある

小さな芽吹きさえもともに躍っていた。

 

人生も同じ。

 

枝分かれの先にも血が通っていくから

時をかけて豊かになる。

 

迷い悩めることは幸せだ。

Category : short diary

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