風が頬を撫でていくほんの一瞬、束の間の心模様を切り取って紡いだエッセイ。

short-diaryshort diary

真綿に包んだ夢と 未だ届かない背中

  ビビりのくせにとにかく負けず嫌いの私は、「欲しい」と思ったら手に入れないと気が済まないところがあ

枝分かれ

  何度でも「回れ右」できると知りながら 迷いのない道を進みたかった。   正解がひとつと

明日やる

  明日が怖くて足元ばかりを見つめていた。   たくさん詰め込んで背負って 追い立てられる

道端の先客

  薫風というには少し早いように感じる 木々の緑が鮮やかに輝き始める季節。   いのちの匂

躍動感

  幼稚園の玄関からまっすぐのところで 園庭が「おいでおいで」してる。   毎日毎日飽くこ

喜びの種を蒔きたいし 咲かせたい

  私は、私を喜ばせる術を知らない。   「誰かの喜びが私の喜び」なんていうと、少しだけカ

太陽の色と 宇宙の色 その真ん中

  鮮やかな朱が落ちたあとの空、闇の世界にすっぽりと包まれる直前のほんのひととき。 昼と夜が入れ替わ

交わりとすれ違い

  長い長い人生のたった一点、最初で最後のすれ違い。 一呼吸の関わりは確かに熱を孕んだけれど、瞬きの

巻き戻る

  木々の隙間を縫いながら、サクサクと草を踏み鳴らして歩く。 開けたその先には、ただただ広がるばかり